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お知らせ

2018年11月の事務所便り

みなさん、こんにちは

10月初めに第4次安倍内閣がスタートし、この1か月の間に
具体的な政策の方向性が打ち出されていますが、
労働分野の政策において、安倍総理は次のようなを考えを示しています。

●継続雇用年齢の引上げ
・継続雇用年齢の引上げについて、70歳までの就業機会の確保を図り、
高齢者の希望・特性に応じて、多様な選択肢を許容する方向で検討したい
(10月22日「第20回未来投資会議」)
・これまでの働き方改革の上に、生涯現役社会を目指し、65歳以上への
継続雇用の引上げや中途採用・キャリア採用の拡大など雇用制度改革に
向けた検討を進める(10月24日「第197回臨時国会の所信表明演説」)

●外国人材受入れ拡大
・一定の専門性・技能を有し、即戦力となる外国人材を受け入れる。
入国管理法を改正し、就労を目的とした新しい在留資格を設ける
(10月24日「第197回臨時国会の所信表明演説」)

継続雇用年齢の引上げについては、これから本格的な検討に入るところです。
一方、外国人材受入れ拡大については、あっという間に話しが進み、
正式決定まであと一歩というところまで来ています。
具体的には、現在開催中の臨時国会で改正法を成立させ、
来年4月から新制度をスタートさせるつもりのようです。

今後の動向から目が離せないですね。
動きがありましたらまたお伝えします。

■ 年休取得率は51.1% 勤務間インターバル導入企業割合は1.8%
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厚生労働省から、「平成30年就労条件総合調査 結果の概況」が公表されました。

2020年までに、年次有給休暇の取得率70%、
勤務間インターバル制度の導入企業の割合は10%以上という
政府目標が掲げられていますが、
いずれも、その目標には遠い状況となっています。

なお、来年4月施行の「年休の時季指定義務制度」や
「勤務間インターバル制度導入の努力義務規定」は、このような状況を
改善するための制度といえます。

≫ https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/18/dl/houdou.pdf

■ 皇太子殿下御即位の5月1日を祝日に? 来年のGWは10連休の可能性
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来年(2019年)に限り、皇太子さまが即位される「5月1日」と、
即位の礼が開かれる「10月22日」を祝日とする意向が、政府から表明されました。

実現すれば、来年のゴールデンウイークは史上初の10連休となります。

10連休ともなると、どの業種の企業にも、何らかの影響があるのは明らかですから、
混乱を避けるためにも、早期の決定が望まれますね。

■ 労働時間等設定改善指針を一部改正
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労働時間等の設定の改善に関する特別措置法に基づく「労働時間等設定改善指針」が
一部改正され、10月30日の官報に公布されました。

改正内容の適用は、2019(平成31)年4月1日から。
働き方改革関連法による労働基準法の改正などに対応した内容となっています。

詳しくは、こちらをご覧ください(いずれも、厚労省ホームページ)。
<労働時間等設定改善指針の一部を改正する件(平成30年厚生労働省告示第375号)>
≫ https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/hourei/H181031M0020.pdf

<労働時間等設定改善指針の一部を改正する件について>
≫ https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T181031M0010.pdf

■ その他のトピックス
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◇「年末調整がよくわかるページ(平成30年分)」を開設(国税庁)
≫ http://www.nta.go.jp/users/gensen/nencho/index.htm

◇報酬・賞与の区分が明確化されます(日本年金機構)
≫ https://www.nenkin.go.jp/oshirase/topics/2018/20181023.html

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