2018年2月の事務所便り
みなさまこんにちは
先ごろ、厚生労働省から、「副業・兼業の促進に関するガイドライン」や
これを反映した「モデル就業規則」などが公表されました。
ガイドラインでは、原則、副業・兼業を認める方向とすることが
適当であるとしています。
今回発表された「モデル就業規則」では、それを実現すべく、
規定例が整備されています。
また、これに合わせて、ハラスメントの禁止の規定の整備など、
ここ最近の制度変更を取り入れた改定も行っています。
企業に、副業・兼業を認める義務はありません。
しかし、厚生労働省の「モデル就業規則」が改定されることは滅多にないことです。
改定内容などを確認し、どのように対応するか、
考える機会にしてみてはいかかでしょうか。
≫ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html
今月も、企業実務に関連する話題がいくつかありました。
以下で紹介させていただきます。
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【労働者の募集や求人申込みの制度が変更されています(今一度ご確認を)】
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平成30年1月1日より、労働者の募集や求人申込みの制度が変更されています。
たとえば、求職者等に明示すべき労働条件に、試用期間の有無など一定の
事項が追加されています。
ハローワーク等に求人の申込みをする際や、ホームページ等で労働者の募集を
行う際には注意が必要です。
見落としがちな制度変更です。今一度ご確認ください。
≫ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000172497.html
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【雇用保険の離職証明書の有期雇用労働者の離職理由の取り扱いを変更】
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雇用保険の被保険者である労働者が離職した場合に、雇用保険被保険者資格
喪失届に添付して提出する「離職証明書」について、その記載方法の変更が
行われました。
変更されたのは「平成30年2月5日以降の有期労働契約の更新上限到来による
離職」の場合の離職理由欄の記載方法です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
≫ http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0147/0068/20182616039.pdf
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●2.最近の人事関連ニュース
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◇無期転換ルールに関する取り組みを強化 相談ダイヤルを設置(厚労省)
≫ http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000193500.html
◇ 平成30年度の雇用保険率 正式に据置きを決定
≫ http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/0000192647.pdf
◇ 平成30年度の労災保険率の改定など 正式に決定
≫ http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11401000-Roudoukijunkyokuroudouhoshoubu-Rousaikanrika/0000188912.pdf
◇ 障害者雇用率制度の特例 正式に決定
≫ http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11600000-Shokugyouanteikyoku/20170630press1_1.pdf